今回の奈良旅はJR奈良駅スタートです。
奈良公園に向かい、まずは春日大社参拝です。
一の鳥居をくぐって参道をざくざくざくざく歩きます。
鹿があちこちにいます。
観光客に餌をねだって頭を上下に振る鹿もいました。
神さまのお使いなんだからそんなことしたらいけません、と思いながらひたすら歩きます。
参道脇には石燈籠がずらりと並んでいます。
京都の伏見稲荷大社は奉納された鳥居がたくさんありましたが、ここは燈籠なのですね。

周りの景色と同化している鹿がいて、ぎょっとします。
四月に見た時と毛の色が違うような…。

こちらの鹿は四月に来た時の鹿です。
やっぱり毛の色や角の雰囲気が違うようです。

春日大社の由緒です。

特別参拝入り口から東回廊を回りました。
東回廊を三蓋山浮雲峰遙拝殿に向かって進みました。右手は林になっています。
初めて来たはずなのに、初めてじゃない感がありました。
遙拝殿で山に向かって手を合わせましたが、とても澄んだ雰囲気の場所でした。
(こちら、公式ホームページの境内図を参考にしてください→http://www.kasugataisha.or.jp/guidance/index.html

回廊には釣燈籠がずらりと並んでいます。
細工が美しいなぁ、と思いました。
歴史上の有名人の寄進した燈籠もありました。
暗幕が入り口にかかっている場所(藤浪乃屋)に入ると釣燈籠に灯りがともっていました。
ゆらゆらとゆれる灯りが、とても幻想的でした。

摂社・末社もたくさんありましたが、おみくじを引いて次の場所へ向かいました。

次に訪れたのは手向山八幡宮です。
ここにも鹿が。
おしりの毛が白いのはなぜだろう?

由緒はこちら。
宇佐八幡宮から勧請…。
つい十日ほど前に宇佐八幡宮に参拝したので、親近感が倍増です。

このたびは 幣(ぬさ)も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに

これは百人一首の菅原道真公の歌ですが、この場所を詠んだのだそうです。
道真公が腰を掛けたという石があり、この歌が刻まれていました。
わが子が百人一首を覚えるときに、この歌を『まにまに』と言って面白がっていたことを思い出しました。

菅原道真公といえば太宰府天満宮(いや、他にもありますけど、私的には太宰府がNo.1)。
太宰府天満宮も道真公も大好きなので、またしても親近感アップです。

奈良公園はとても広く、見どころがたくさんあります。
次の目的地、奈良国立博物館を目指して歩き始めましたが、東大寺に寄り道したくなりました。

南大門の金剛力士像(吽形さんの写真撮ってない‼)。
大きさも迫力もすごくて、初めて見たときは「うわぁ~」と声が出ました。

大仏様の前で手を合わせ、大きな慈悲の心をいただきました。
写真OKなのもすごく嬉しいです。
この日も修学旅行の中学生がたくさんいました。
柱くぐりが楽しそう。

鏡池の周りをまわってみました。
前回来た時も思ったけど、宴の時に舟を浮かべているイメージがあるのです。
舳先が龍の形の雅な舟。

奈良国立博物館は閉館まで一時間くらいだったので、やや速足で見学しました。
その話は後日アップする予定です。

暗くなり始め、博物館見学後ホテルに戻ることにしました。
行きと別の道を歩くのが好きで、なんとなくふらふらと歩いていたら、ホテルとは別方向のならまちに行ってしまい(つまり迷った)、予定外で町家をみることができました
しかし、雨がぽつりぽつり降り始めました。
今日、あちこちで『明日、三輪山に登拝させてください』と願掛けをしたのですが、今回の旅のメインである三輪山登拝はできるのでしょうか…?

奈良一日目終了です。

最後までお読みいただきありがとうございました。