先日、英彦山登山をしました。
天気に恵まれ、とても楽しい大人登山デビューでした。
その後、英彦山についていろいろ調べていたら、古い時代の僧侶で『法蓮』という名前がでてきて、大分県宇佐市周辺に史跡や伝承が残っていることを知りました。
そこで、いくつかある史跡の中、
小坂不動尊
鷹栖観音堂
の二か所にお参りすることにしました。
最初は小坂不動尊を目指します。
車のナビに正確な場所が設定できなかったので、このあたりかな…と目的地を決め、出発。
看板が出ていたにも関わらず曲がる場所を間違え、Uターンできる場所を探しながら2キロほど迷走しました。
コンビニ発見。おやつを購入して気を取り直し、ちゃんと看板を目印に曲がりました。
前日の夜は冷え込んだようで、日光で温まった地面から湯気が上がっていました。
車を止めてお堂に向かいます。
杉木立の坂を、『花粉の季節じゃなくて良かった』と思いながら登ります。
前日の雨で道が湿っていて、その上苔が生えているので滑りそうです。
林を抜けると山肌に沿うようにお堂がありました。
絶壁というのか、岩窟というのか、すごい場所に建ってるなー、というのが第一印象。
天気も空気もクリアです。
こちらは、お堂の正面。
写真が下手で絶壁の感じが伝わらないのが残念です。
右側に鐘があります。
扉の張り紙には、扉を開けてお参りしていいですよ、終わったら閉めてください的なことが書いてありました。
扉を開けるとそこには…
色鮮やかなお不動様が座っていらっしゃいました。
左右に、これまた色鮮やかな二体の童子が。
なんというか、異国的です。
そして、その大きさ(4.8mの座像)と目力に圧倒されます。
このお堂では、おみくじを引いて出た数字の回数だけ鐘を鳴らしてから拝むのだそうです。
私が引いたのは、十二。その心は…。
がーん、凶です。
『乗りたる舟の楫(かじ)おれたるが如し』方角が定まらない、ということなのかな。
ある意味、当たっている…。
この言葉をありがたく頂戴したものの、十二回鐘を鳴らす勇気はなく(笑)、鳴らさずにお参りしました。
振り返って後ろを見ると、こんな風景が。
心安らぐ景色です。川のせせらぎも、よく聞こえます。
ずっと、この地域と人々を見守ってこられたのだな、と思いました。
こちらに小坂不動尊の由来が書いてあります。
修理を重ねたので元の姿がわからないのは少し残念ですが、それだけ大事にされていたのですね。
下り道は、さらに滑りそうだったので、一足一足ゆっくり下りました。
いろいろな意味で緊張感のあるお参りでした。
次の目的地は鷹栖観音堂です。
法蓮上人の足跡をたどる②に続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。