師走に入り季節は冬ですが、個人的には九州での登山に最適な季節と思っています。
私が登れる低山の話ですけどね🙂
登り始めるとすぐに体が温まるので、汗をかかずに歩いているくらいがちょうどいい季節です。
毒のある危険な生き物、マムシとかスズメバチには特に出会いたくないので、野生動物が活動休止している時期なのもありがたいです。
前置きが長くなりましたが、登山部の三人で岩石山(がんじゃくさん)に行きました。
登山口は何か所かあるそうです。
今回は、添田町側から滝コースを登って赤村方面にくだり、『落ちない岩』を見て添田町側に戻る、というコースです。
添田公園駐車場に車を置きました。
鳥居を見つけたので、お詣りしたい気持ちが湧き上がってきましたが、まずはお山です。
滝コースの登山口は住宅街の中を通り、不思議な場所にありました。
登山道には落ち葉が積もり、冬の山というよりは秋の山。
滝コースには滝が三か所あるのですが、残念ながら滝は見られませんでした。
ここしばらく、まとまった雨が降っていないからかなぁ…。
途中で野生の鹿に出会いました。
お互いの動きを確認するように、鹿と人が見つめあう…😅
山にいるのはカモシカしか見たことがない、と東北出身の私が言えば、山には鹿だよぉ、と西日本育ちの二人。
そんな会話を交わしながら山頂付近に到着。
展望台がありますが、山頂をスルーして赤村方面に下り巨石群を目指しました。
国見岩、梵字岩、獅子岩を通り過ぎ、大砲岩、八畳岩などなど。
岩石山の名の通り、大岩だらけです。
岩石山は山城だった歴史があるそうで、本丸跡や馬場跡もありました。
さらに下り、お目当ての…
『落ちない岩』です!
見事に挟まっている👀
どういうタイミングでここに転がってきたんだろう…?
写真ではわかりにくいですが、石の下は大人が普通に通れるほどの高さがあります。
岩の下で、『指一本で大岩を支える』、『必死に大岩を持ち上げる』ように見えないこともない写真を撮っていたら、若い女性を先頭に機材を担いだTVクルーが赤村側から登ってきました。
TVカメラ重そう…。
「今日はこれを見に来られたんですか?願掛けですか?」
私たち、取材されてる?
山用の最低限のお化粧だから、困るわぁ(笑)
わが子が受験生なので、この写真をプレゼントしようかな…、とかなんとか答えました。
が、願掛けという必死な気持ちは全くなくて、私自身の修行のついでです~、が本音です。
カメラの前では言えませんでしたけど😅
私の半分くらいしかない細身のリポーターさんが「すごいですね~」と連発されていましたが、いえいえカメラマンさんの方がすごいです。
カメラは10㎏あるそうです!
それを片方の肩に担いで登るなんて、まさに修行、苦行😣
大きい岩と岩の間を這って通る『針の耳』が近くにあることを伝えて、私たちは再び頂上へ向かいました。
再び頂上へ。
頂上標識の脇には、どなたかが奉納した手作りのおじぞうさんがいらっしゃいました。
展望台下の休憩所でお昼です。
設置されている温度計によると、気温は8℃。
風がなくて日差しがあったので寒くはありませんでした。
少し霞んでいるけれど、展望台から私の大好きな英彦山が見えました。
高くて大きく、力強い山に見えます。
さて下山ですが、くだりは奥の院に向かうルートを通ります。
こちらで手をあわせ、そばにある山小屋を見ると壁に登頂回数と名前を書いた木札が下がっていました。
一日に二、三回登り、二万回登山を達成された地元の女性の名前もありました。
36年かかったらしいです。
『継続は力なり』のお手本です。
登山道はきれいに整備されていて、飴の袋のような小さなゴミも落ちていません。
地元の方が大切にされている山なのだと思いました。
さらにくだり、隊長おすすめのドウダンツツジのトンネルを目指します。
ドウダンツツジの紅葉は残っているでしょうか…。
おお!
ドウダンツツジの小道です!
美しい~🤩
隊長、素敵な場所を教えてくれてありがとう!
この後、不動池を目指しさらにくだりました。
すると木々の間にお不動様が見えます。
すごく気になったので近くまで行ってみました。
夏場なら虫や動物にたくさん会いそうな細い道を通り(本当に冬場でよかった)、近くに寄ってみると、
大きい~!
予想以上の大きさに圧倒されます。
パワーがありそう。
でも、お不動様の表情は遠くから見るほうがいいみたい。
お不動様のパワーをいただき、駐車場に戻ると『落ちない岩』で出会ったTVクルーと再会しました(驚)
見どころ満載、盛りだくさんの登山でした。
楽しかったこと無事に下山できたことに、ありがとう。
最後までお読みいただきありがとうございました。