前回投稿(https://bukulvsorakumo.com/shimonoseki-city)からの続きです。
安徳天皇にご挨拶するため、みもすそ川公園から赤間神宮に向かいました。
快晴の空の下、海沿いの歩道を歩きます。
関門橋の橋脚がありました。

真下から上を見上げてみました。
関門橋の裏側です(笑)。
車で通ったのでは見逃がしそうな風景🙄
何か落ちてきたらどうしよう?
とか、
ゴジラが海から上がってきて、バリバリ壊したらどうしよう(←え?)
とか、
少しドキドキしながら、さらに歩きます。

後ろを振り返ると、雲一つない青空を背に関門橋が美しい✨

道路の反対側に神社の気配。
見るからに稲荷社です🦊。
この神社のためだけの横断歩道と信号があります(神社側に歩道はありません)。
車だったら気づかなかったかもしれない。
なんだか、気になる。
寄りたいけど、先に赤間神宮にお詣りさせてください。

みもすそ川公園から10分ほど歩いたでしょうか、赤間神宮到着です。

参拝させていただくのは三回目、かな。
国道三号線に面して大きな鳥居があり、国道を挟んだ海側には無料駐車場もあります。
…鳥居をくぐると、

竜宮城みたい😆
水天門です。
この階段を上がった左側には安徳天皇阿弥陀寺陵があります。
Wikipediaによりますと…、
この場所はそもそも、859年に阿弥陀寺として開かれ勅願寺として崇敬されていました。
しかし、明治時代の神仏分離で阿弥陀寺は廃寺、神社となったそうです。

境内に入ると狛ちゃんズがお出迎え。
後ろの看板によれば、中国大連の花崗岩を現地で彫り上げ奉納されたもので、右が父獅子、左が母獅子だそうです。
どちらも阿形です。

大安殿です!
過去二回のお詣りも今回も晴天で、赤と青のコントラストが本当に美しい✨
公式HPの境内図によれば(http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu)、大安殿の奥に内拝殿、祝詞殿があり、さらに奥が神殿となっているようです。
神殿上空の開けた空間に、パワーを感じる大好きな光景です。

個人的には、〇で囲んだ部分も好き❤
鴟尾(しび)という飾りなのですが、なぜか懐かしい。
あぁ、そうか、東大寺とか唐招提寺とか、奈良時代の建築物にもあるのね。

お詣りを済ませ、大安殿に向かって左の方に進むと…、
琵琶の音が聞こえてきます。
お香の香りもしてきます。
平家一門のお墓と芳一堂があるのです。
戦いに敗れた平家のお墓ですが、禍々しさは感じません。
まぁ、そもそも私に幽霊は見えません…😅

芳一堂は「耳なし芳一」のお話に出てくる琵琶法師の芳一をまつったお堂です。
琵琶を抱えた芳一の見事な木彫りの像があり、このお堂から琵琶の音が聞こえます。
小泉八雲の怪談を思い出し、耳をちぎられる場面を想像して痛怖くなります。
でも、琵琶の音はずっと聞いていたい。

紅石(べにし)山登山口発見。
私好みの登り口ですが、立ち入り禁止になっています。

この後、大安殿に向かって右にある鎮守八幡宮をお詣りしました。
さらに、案内看板に導かれるままに、大連神社、紅石稲荷神社もお詣りしました。

悲劇の天皇をお祀りしているけれど、赤間神宮の雰囲気はとても明るくて優しいなぁと毎回思います。
建物のデザインも一因なのでしょうが、大人の事情に翻弄され、幼くして亡くなった安徳天皇を思う参拝者の気持ちが、優しさとなって表れている気がします。

境内から関門海峡を通る船が見えました。
海が美しく、

山も空も美しい。
本当に素敵な神社です。
名残は尽きませんが、海底トンネルで九州に渡るんだった。
関門トンネル人道に向かいます。

…が、防波堤の上に鳥居を見かけ、ふらふらと寄っていくと、蛭子神社としめ縄を張った岩がありました。
来る途中に見かけた稲荷社にもお詣りしました。
こちらは立石稲荷大明神で、平家一門が都から下ってきた時に、京都伏見稲荷の分霊を祀ったと言われる神社だそうです。

マスク姿の狛狐さんがいらっしゃいました。
道路で隔てられた海にある、しめ縄を張った烏帽子岩がご神体だと、後で調べて知りました。
印象的な岩で、あれはなんだろう?と思って足を止めたけれど、写真がありません😅
予定にはなかったけれど、お社をいっぱい回りました。

さて、この後は本州から九州にいったん戻ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。