宮崎ふしぎ旅⑧ 青島神社その壱(https://bukulvsorakumo.com/aoshima-jinjya)からの続きです。
ぽつぽつと雨の降る中、青島神社にやってきました。
(わが子とその日二度目の参拝をした時は雨が上がり太陽が輝いていましたので、話の内容と写真が合っていない箇所があります😅ご容赦ください。)
15年ぶりの景色が懐かしいです。
青島と言うからには島なのですが、橋でつながっていて青島神社まで歩いて行くことができます。
鬼の洗濯板と呼ばれる波状の岩を見ながら歩いて行くと、鳥居がありました。

鳥居をくぐると、参道が島の中央方向にのびています。

素敵な狛ちゃんがお出迎えしてくれました。

なんだか、強そうでかっこいい。
首周りの毛からイーブイを連想しましたが、耳はヨーダみたいです(笑)。
イーブイでもヨーダでもないわ~、と怒っていらっしゃる?
大変失礼いたしました。

早朝かつ雨降りの参道には人影がありません。
ゆっくり落ち着いてお詣りできそうなのが、ありがたいです。
左側に手水舎。
大麻(おおぬさ)も置いてあり、左右左と祓いセルフで参拝前のお清めです。
奈良の大神神社を思い出しました。

右側には祓所。
南国らしい木が雨にぬれています。
古い時代からの場所なのかな?
自然のパワーを感じる、厳かで神秘的で素敵な場所です。

神門をくぐると

拝殿です。
さっそくお詣りし、ここまで来られた感謝と、わが子と後でもう一度来ることをお伝えしました。
高千穂の八大龍王からお預かりしたものをお渡しします、と祈りましたが、ピンときません。
お詣りを済ませ、辺りを見渡すと何種類かのおみくじやアトラクション的な運試しの場所などもあり、境内全体が楽しそうな雰囲気を醸し出しています。
わが子が喜びそうなので、わが子との参拝の時にゆっくり見ることにして、元宮を目指し奥の方に進みました。
祈りの古道という、絵馬のトンネルを通ります。
青島は島全体が熱帯・亜熱帯植物の群生地として国の特別天然記念物に指定されています。
ジャングルみたい、と思いながら参道をすすみます(本物のジャングルは知らないですけどね😅)。
木々が雨に濡れているのが、また、いい雰囲気。

元宮です。昔々は、ここが祭祀場だったのだとか…。
古代の祭祀場と聞くと、宗像大社の沖ノ島を連想します。
右側に見えるぐにゃりと曲がった木は、以前とあるスピ系ブロガーさんが龍のパワーを受けた木と言っておられました。
龍がいそうな雰囲気は、すごくあります。
ここで手を合わせ、八大龍王からお遣いをたのまれた(と思う)旨を伝えました。
…が、ここでも今ひとつピンときません。
まぁ、そもそも私自身が鈍いので仕方ない😣
鈍くてごめんなさい。
元宮の雰囲気を堪能しつつ周りを歩いてみると…、
きれいな色の紙縒り(こより)が結ばれている『産霊紙縒(むすひこより)』という場所や、貝殻に願いを込めて供える『真砂の貝文』なる場所もありました。
私の好奇心&やる気スイッチを入れたのは、

こちら、『天の平瓮(あめのひらか)投げ』です😆
願いを込めて、素焼きの平皿のような平瓮かホタテガイのような平たい貝殻を、四角い磐境(いわさか)目がけ投げ入れるのです。
磐境に入れば心願成就、割れれば厄除けと書いてありました。
こういう体育会系な運試しは⤴⤴
私は平瓮一枚に願いを込め、磐境目がけフリスビーのように放りました。
果たして…、
私の投げた平瓮はまっすぐ磐境に向かって飛んでいきましたが、磐境の縁にあたって1/4は割れて砕け外に落ち、3/4は磐境の中に収まりました。
え~⁈
これは‼
厄除けなうえに心願成就⁇
と、勝手に判断しました。
一枚しか投げていないのに最高~。
一人境内でうきゃ~😆😆と感動していました。
この場所は、きっとわが子も喜ぶに違いない。
神さまのありがたいお心を受け取り、元宮を後にしました。

さて、わが子が待つ(待ってない、寝ています)ホテルに戻るとしましょう。
拝殿でも元宮でも何も感じなかったので、八大龍王からの頼まれ事は、ちゃんとできたのかなぁ…。
と、思いながら拝殿や祓所を眺めていたら、背後でザクザクと玉砂利を踏む音が。
振り返って見ると、一羽のハトと目が合いました。
玉砂利を踏む音はあなた?
いえ、神職さんが道を横切っていくところでした(ハトの歩みで出せる音ではありません😅)。
そのハトは私が見ている目の前をまっすぐ飛んでいきました。
拝殿を目指すかのように、迷いなく。
しかも、神門をくぐって。
え~⁈

実は、これと似たような状況を別の神社でも経験したことがあるのです。
元宮のところで名前を出した、宗像大社にお詣りした時のこと。
大好きな高宮へ向かって林の中を歩いていると、突然下生えの茂みの中から鳥が一羽まっすぐに摂社目がけて飛んで行ったのです。
私の目前で。
ご丁寧に鳥居をくぐり…😲
その日、摂社・末社はスルーしようと思っていましたが、偶然の出来事とは思えず、鳥に導かれるままそのお社に手を合わせました。

というわけで、気持ちは既にホテルの朝食にありましたが、鳥のお導きを無視することはできず、『またか…』と思いながら拝殿に向かいました。
しかし、手を合わせるものの、またしても何も感じません…(どれだけ私は鈍いのか…、神さまごめんなさい😥)。

お詣りすれば、何かスッキリわかるんじゃないかと期待していたのに、逆にモヤモヤを抱えることになりました。
まあ、いいや、朝食じゃ~と気を取り直し、島を一周して戻ることにしました(切り替えの早さはわが子♀譲りです。ん?逆?笑)。

こんなふうに不思議な穴が開いた石がたくさんありました。
なんで、こんなふうになるのかな?
とか、
元宮の『真砂の貝文』では、タカラガイを供えるといいって書いてあったな。
タカラガイあるかな?『どうぶつの森』では高値で売れるんだよな…。
とか考えながら歩いていました。
散策路は整備されていて歩きやすいです。
半周ほど回ると、ビンロウジュ(かな?)の木が生えている、広場がありました。
………。
えええぇっ⁈
なんと、その広場に一羽のハトがいるではありませんか‼
まじ?
もしかして、さっきのハト?
うそでしょ⁈
なんで?
頭の中で『!』と『?』が渦巻いています。
なんとなく、この場所は元宮の裏のような気がします。

あちこちの神社、仏閣や山を訪れると、なんだか手を合わせたくなる場所に気づくようになりました。
私的パワスポと表現したらいいでしょうか?
青島のこの場所も、そうなんだなと思いました。
ハトが導いてくれた場所です。
ハトは飛び立っていなくなっていましたが、その場所で手を合わせお導きに感謝しました。

グレーの空の下、海ではサーファーが波待ちをしています。
この景色を『カラスの群れ』と表現したユーミンは、やっぱり天才。
本当にカラスが波間に漂っているようです。

ホテルの部屋に戻ると、予想通りわが子は惰眠をむさぼっていました。
「朝ごはん食べに行こうよ」と、声をかけ、準備ができるまでの間、窓からさっきまでいた青島神社を眺めていました。
一つの雲に目が留まりました。
(写真がないのが本当に残念)
まるで矢印のような雲。
左方向を指しています…。
青島神社で終わりではなかった…。
次のミッション?
でも、どこ⁇
矢印だけでは、わかりません😣

とても美味しい朝食で、二人とも食べ過ぎるくらいに食べてしまいました。
ホテルをチェックアウトし、青島神社へ。
15年前の思い出話をしながら、鬼の洗濯板を眺めました。
わが子の記憶はこの場所ではなく、磯遊びをした場所の記憶だったようです(それでも、三歳の頃の記憶があるのはスゴイ)。

雨が降っていたのが嘘のような青空です。
この日二度目の青島神社は、南国の神社の顔で歓迎してくれました。

元宮で、やはり『天の平瓮投げ』。
わが子は平瓮と貝を一つずつ授与していただき、二投目で平瓮を磐境にキレイに納めガッツポーズ💪
末っ子わが子に似合う神社だよな~と思っていたけれど、わが子本人も「ここ好き」と言っていました。

わが子とも青島を一周し、ハトがいた場所に行くと、

ビンロウジュの林の上に天照大御神さま。
私もわが子も忘れられない大好きな神社になりました。
来年の同じころ、お礼詣りに来たいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追記:わが子♀が教えてくれました。
『どうぶつの森』でタカラガイの売値は60ベルだそうです。
つまり、あまり高くない😅