今だに好奇心が旺盛で、これ、面白そう!と興味を持ったら、しばらくの間集中してハマります。
そして、しばらくハマったのち、あれだけ好きで熱中していたのが嘘のように熱がすーっと引いて行き、そんなこともあったねぇ…と、想い出に変わります。
そんなふうに想い出に変わったものの中に、もう一度やろうかな、と戻ってくるものがたまにあります。
以前の熱量ではないけれど…。
過去にハマった趣味の一つが、これ。

六角つなぎのパッチワークです。
ペーパーライナーという手法でつなぎ合わせ、1m×1mくらいの大きさになりました。

ペーパーライナーとは、
まず型紙(三角、四角、六角が一般的)を準備します。
型紙より一回り大きく切った布を型紙にしつけ糸でとめつけます。

↑こんな感じのピースを準備しておきます。
左から、
型紙(使用済みのハガキを再利用しました)。
布地でくるんだピースの裏面。
布地でくるんだピースの表面、
です。
今回のピースは、六角形の一辺を1.6㎝にしました。

そして、

ピースとピースを中表に合わせて、↑こんなふうに巻きかがりでくっつけていきます。
並縫いが苦手な人でも、あるいは針に興味を持ち始めた子どもでも縫い目を気にせず、布と布をつなぐことができます。
また、縫うのと同時に縫い代の始末もできていますので、型紙をはずして軽くアイロンをかけて落ち着かせれば大丈夫なのも嬉しいです。
布が貴重で端切れも大事にしていた時代は、女の子がお裁縫を覚えるための大事な仕事だったようで、『赤毛のアン』にそんな場面が出てくるとかこないとか…。
ペーパーライナーの説明が長くなってしまいました。

6年前、時間に余裕ができて、何かしたいけど何をしよう??と考えました。
『なにか』を作る目的ではなく、ただ布をつないで大きくしていきたいなぁ、と縫い始めました。
六角形で花の形を作る色合わせもありますが、形を作ることを意識せずに縫い合わせました。
でも、心のままにランダムに、だと、それはそれで私のセンスでは??な作品になりそうです😅
なので、赤・黄・緑・青・紫・ピンクのゾーンをグラデーションと白でゆるやかにつないでいくことにしました。
その時は2、3か月集中していたけれど、縫物ができる時間と心の余裕がなくなり放置していました。
そして、そういえば、こんなことしていたな~と時々思い出して、継ぎ足す→寝かせるを繰り返してきました。
昨年わが家が行った令和の大引っ越し(?)の際に、布物を断捨離することも一瞬考えましたが…。
やはり布が好き❤
捨てられずに新居に連れてきたものの収納場所が作れず、引っ越し段ボールに入ったまま部屋の片隅に⤵⤵
そして、引っ越しから一年以上が過ぎました。
何も考えずに大きくしてきたこのパッチワークは、実に自由気ままな形だったので、とりあえず正方形に整えよう、と思いました。

型紙を準備して、
布をしつけ糸でとめて、
この色違うな、と悩んで、
こういう色味が欲しいな、と布を買って、
(モノを増やしたくないのに買っている…😅)
チクチク、縫い縫い、
チクチク、縫い縫い。

そして、冒頭に載せたこういう状態になりました~🙌

離れて見ると、意外に白っぽい。
と、いうのも、近くから縫ってる目線で見ると、

もっと色味を感じ、にぎやかな雰囲気がします。
子どもたちや私が着ていたものをほどいて使った布もあり、その当時を思い出しほっこりします。

裏側を見ると、

縫い代がいい味を出していて、これはこれで美しく面白い。
キルト面を挟んで裏地をつけると、見えなくなってしまうのがもったいないくらいです。

椅子にかけてみました。
うん、いい感じ。

何かのカバーになりそうなくらいの大きさになりましたが、もう少し大きくしたいな。
肌掛け布団サイズを目指します。
私は、『完成』よりも、縫い合わせる『作業に集中している時間』が好きなんだな、たぶん。
キルティングの作業も好きなので、その時も待ち遠しいですが😊

最後までお読みいただきありがとうございました。