続きです。
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駐車場のある鷹栖つり橋公園から観音堂のある対岸にはつり橋を渡っていきます。
対岸の百間岩にある巣に飛び立とうとする鷹の姿、また対岸の観音堂に向かって合掌する人の姿を表現しているのだそうです。
1月4日の鬼会、1月10日の千日参りの準備でしょうか、渡り口に門松がありました。
観音堂側の岸から見える和尚山(かしょうざん)です。
法蓮が修行の際、座禅したといわれる座禅石があるそうです。
登ってみたいです。…スギ花粉の飛んでない季節に。
観音堂参道入り口にある狛犬?
犬でも獅子でもない阿形、吽形さん(後で調べたら仁王像だそうです)。
それでは、いざ、観音堂へ。
気が遠くなるような階段、というわけではないのですが、やはり息が上がります。
途中に石仏や摩崖仏がありました。
ぜーぜーはーはーしながら到着。
とても穏やかな空気が漂う明るくきれいなお堂でした。
入り口近くに二体の木彫りの仏像がありました。
表情などははっきりしないのですが、優しさあふれるお姿でした。
平安時代の像だそうです。
ご本尊の観音様の厨子の扉は閉まっていましたが、息を整えてお参りしました。
観音堂、大悲堂、慈眼堂の天井にはこのような天井絵がありました。
観音堂から立ち去りがたく、天井絵や堂内の木彫りの欄間などをしばらく眺めていました。
階段を上がってくる人の声が。お一人のご様子ですが、一足ごとに『ありがとうございます』、『来ることができました』とおっしゃっています。
『よろしいですか?』と、お参りを始められたのですが、お経?ではなく、和讃というのでしょうか、とても良い声で吟じていらっしゃいます。
聞きほれてしまい、その場を去るタイミングを逃してしまいました。
下から見上げた観音堂、手前にあるのは大悲堂です。
優しい気をいただき、少し離れた場所にある薬師堂にも行ってみることにしました。川沿いの桜並木の道を歩きます。
またしても、岩と岩に挟まれたすごいところにあるお堂です。
観音堂から薬師堂への道にはトンネルがあり、人の手で掘ったような跡がありました(写真は薬師堂から観音堂の方向を撮ったものです)。
法蓮上人の残した二か所のお堂を参拝しましたが、どちらも地元の人たちに大事にされている素敵な場所でした。
『岩に穴を穿つ』という言葉が浮かんできて、ここから青の洞門にも行ってみることにしました。
後日、今回訪れたような場所での建築方法を『懸造り』、『懸崖造り』、『崖造り』と呼ぶことを知りました。
日本全国にたくさんあるのだそうです。
興味がわいてきて、しばらくハマりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。