『宮崎ふしぎ旅』の記録も、残る神社はあと三社となりましたが、今日は少し別のお話を。
きっかけはわが子の一言でした。
『(新型)コロナのワクチンって、世間的には打てば感染しないみたいな流れになってるけど、それって違うよね?』と。
学生時代に生物化学系に進んだ私ですが、コロナワクチンに関しては接種がまだまだ先だと思っていたので、深く考えていませんでした。
むしろ感染を防ぐワクチンなんじゃないの?と、感じていました(お恥ずかしい😅)。
順番が来たら接種したくないけどするんだろうなぁ…と、思っていました。
そんな時に、前述のわが子の一言。
「どういうこと?」と尋ねました。
わが子は、高校生物で習った知識を専門用語を使って説明してくれます。
が、さびついた頭には、何が何だかワカラナイ~😖
私が相手では話にならん、と思ったわが子は、医療系に進学した友人に電話して自説を確認していました。
友人と話して自分の考えで合っていると確信したわが子に、わかりやすく説明してくれるようお願いしました。
そこでわかったのは、ワクチン接種は『感染を防ぐのではなく、感染しても重症化を防ぐことを目的としている。』ということでした。
その日から、コロナワクチンを接種したほうがいいのか、しないほうがいいのか、真剣に考え始めました。
結論として、私は接種を急ぎません。
もう少し、状況の推移を見たいと思います。
今回のワクチンに関して、まだ考え始める前からモヤモヤしていた点があります。
それは、承認の早さです。
薬には急性の副作用(アナフィラキシーショックのような反応)と長期的に見た場合の副作用があります。
コロナワクチンに関しては、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、急ぎで開発されたため、長期的な副作用については検証途中と考えられます。
つまり、五年後、十年後の影響は未知です。
製薬協のHPに、新薬開発から承認までの流れに関する説明がありました(http://www.jpma.or.jp/medicine/med_qa/info_qa55/q33.html)。
こちらによれば、通常は非臨床試験に3~5年、臨床試験に3~7年、申請・審査に1~2年かかります。
私見ですが、日本は新薬承認に対してかなり慎重なイメージがあります。
ある病気に効果が高い薬であっても副作用が大きければ承認しない国、と思っていたのです。
ところが、今回の承認は異例の早さ。
感染拡大を抑えるためと思いつつも、国に対する不信感はぬぐえずコロナワクチンについて調べ始めました。
驚いたことに、厚生労働省のHPにワクチンの成分、効果、副反応や治験結果など、かなり詳しく説明してあります(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_yuukousei_anzensei.html)。
その説明の中でも、各メーカーのワクチンの有効性に関する報告に目が行きました。
海外と日本での臨床試験結果の表があります。
ワクチンを接種する人とプラセボ(生理食塩水)を接種する人に分け、約3週間の間隔で2回接種した時、新型コロナウイルス感染症の発症(何らかの症状があり、かつPCR陽性)がどの程度抑制されるか比較したものです。
その結果、ワクチン有効率が約95%と算出されています。
が、その表を見ていて?と思いました。
プラセボを接種した人数18,325人のうち、発症が確認された人数が162人。
計算すると、発症した割合は0.88%。
1,000人のうち発症者が約9人、つまり、大人を集めて333人ずつ3つのグループをつくった時に発症者が各グループに3人くらいいるとういう感じです。
もちろん接種組は発症者が少ないのですが、ワクチン接種してもしなくてもそもそもの発症率が低いと思いました。
(現在は感染力の強い変異株が出てきましたので、割合は変わっていると思います。)
その9人に自分が入ってしまうかもしれない。
確かに、可能性はあります。
でも、例えば1,000枚の中に1万円の当たりくじが9枚入っている宝くじを1枚だけ買えるとしたら…買っても当たらない気がします。
確率はどちらも同じだけれど、悪いことは自分に起こり、いいことは起こらないように感じるのは不思議です。
(発症については個人の体質など個体差があるので、「同様に確からしい」わけではないですが。)
厚労省のHPで次に私の目を引いたのは、ワクチンの説明でした。
ファイザー社と武田/モデルナ社のワクチンは、mRNAワクチンとのこと。
私が知っているワクチンとは、感染の原因となるウイルスや細菌(病原体)の病原性や感染力をなくしたり、毒素を取り出し毒性を弱めてつくられたものです。
(田辺三菱製薬のHPにわかりやすい説明がありました。https://www.wakuchin.net/about/type.html)
mRNAワクチン?
初耳です。
mRNAワクチンについて調べてみました。
1990年代より狂犬病、ジカ熱、インフルエンザウイルスなどに対して試験されたものの、実用化には至らず、数多くの大手製薬会社はこのmRNAを使った技術を放棄したのだそうです。
そして、mRNAワクチンとして承認された初めてのワクチンが、新型コロナウイルスワクチンです。
!!!!!!
有効性や急性の副作用については治験結果があるものの長期的な影響については未知、とこのブログの最初の方で書きました。
世界を対象に臨床試験⁇と感じています。
早くから接種した高齢者の重症化は抑えられており、ある程度の効果はあるようです。
治療に携わる現場の医師が、『私たちは予防接種をしていない重症患者に対しても同じように治療するけれど、接種していれば…とは思ってしまうかもしれない』と、コメントしていました。
メリット、デメリットは当然どちらもあります。
私は調べれば調べるほどワクチンに対する不透明な点が気になったので、もう少し様子を見たいと思っています。
感染するリスクも承知したうえで、自分の心が一番安心できる選択をしました。
感染しないよう、これまで以上に気をつけて生活しようと思います。
強制されずに自分で選択できる環境にいることに、とても感謝しています。
このブログを読まれた方に対して接種を否定するつもりはありません。
ただ、接種する、しない、どちらを選ぶとしても、自分でしっかり考えて自分の心が安心できる選択をしてほしいです。
また、私のケースとは異なり接種できない(持病やアレルギーなど)人もいます。
そのような方が差別されることのないよう祈ります。
(私は自分で選んだので、差別されることがあっても、それはそれとして受けとめます。)
新型コロナワクチンについて、とてもわかりやすく説明している動画を紹介します。
https://m.youtube.com/watch?v=WEM2xoyz900
最後までお読みいただきありがとうございました。