数年前、お世話になっていたカウンセラーであり、友人でもあるNさんから、
『祈ってみては?』と、アドバイスをもらいました。
当時の私は全くわからず、『いのる…とは?』と聞き返しました。
うちには仏壇も神棚も祭壇もないけれど?
祈るって具体的に何をどうすればいい?
そもそも祈るって、何?
頭の中は?だらけでした。

デジタル大辞泉によれば、

 神や仏に請い願う。
 心から望む。願う。

うーん🙄
今の私が考える『祈る』とは、少し違うかな。

広辞苑(第七版)によれば、

①神仏の名を呼んだり言葉を捧げたりして、幸いを請い願う。
②心から望む。希望する。念ずる。
③(相手や物事に)わざわいが起こるように祈願する。のろう。

ちょっと近づいた気もするけれど、まだ違う😑
そして、③は絶対に違うぞ!それは祈りじゃないでしょう‼

しっくりくる説明を探してWikipediaを見てみると、名詞形の『祈り』の説明として、

宗教によって意味が異なるが、世界の安寧や、他者への想いを願い込めること。利他の精神。自分の中の神と繋がること。神など神格化されたものに対して、何かの実現を願うこと。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%88%E3%82%8A

と、ありました。
これは、かなりいい感じの説明です。
特に『自分の中の神と繋がること』が気に入りました。
でも、私的には宗教は関係ないし、祈りと願いは別物だし、空や大地への祈り、感謝や祝福の祈りもあると思います。

と、いうわけで私が考える祈りとは、
『あらゆる対象(森羅万象)に、平和・安寧・幸い・感謝など愛の想いを届けるべく念ずること』
に落ち着きました😀
愛の想いはプラス方向のもの。
マイナス方向は祈りではないと思います😤
(ただし、自分では愛と思っていても受け手にとっては愛ではないこともあります。しかし、話がややこしくなるので割愛します。)

さて、Nさんからアドバイスされた私は、よくわからないままに祈りを日常に取り入れました。
般若心経を唱えてみたり、
大祓祝詞を唱えてみたり、
私が今ここにいることに感謝し、
家族の暮らしが息災であるよう祈り、
世界が平和であるよう祈ります。
災害や事故の後は、冥福や復興を祈ります。
神社、お寺や教会で祈り、
家の中でも、
山や海辺でも、
時には歩道橋の上でも祈ります(冬の空気が澄んでいる日は、富士山が見えるんです)。

想いが届いたか、実現したかどうかはわからない。
でも、祈ることで自分の中のなにかがクリアになる気がします🙏

今回のタイトル、『祈りのチカラを信じる』は、祈っているときに浮かんだ(降りてきた?)言葉です。
私の中の神と繋がれたのでしょうか?
言霊同様、祈りにもエネルギーがあるのだと思います。
そして、私はそのチカラを信じて祈ります🙂

(こちらの画像はWikipediaより転載しています。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC
私の好きな画家の一人であるデューラーのスケッチ、「祈りの手」です。
手だけなのに、人生や想い、そして『祈り』という行為の崇高さを表現している!

最後までお読みいただきありがとうございました。