あけましておめでとうございます。
令和二年が始まりました(既に一週間近くたっていますが…)。
今年はどんな年になるかな。
年末に、『なんだかんだあったけど、ワタシ頑張ったよね。今年も一年ありがとう。いい年でした。』と言いたいものです。

青空を背景に、頂上に雲がかかった岩手山。

こちらの山は岩手山です。
岩手県で一番高い山、巖鷲山(がんじゅさん)の別名もあります。
この方向から見る形が一番好きです。
というのも、岩手山は南部片富士と形容されるのですが、見る場所によって形が違い、このあたりから見るのが一番富士山らしい気がするのです。
(岩手山を見ながら暮らしている人は、自分のところから見るのが一番!と言うと思いますが。)

青空を背景に、くっきりと見える姫神山

岩手山と向かい合うようにあるのがこちらの姫神山。
岩手山と姫神山にはこんな伝承が残されています(細部は諸説あり。姫神山伝承で検索してみてください)。


その昔、岩手山と姫神山は夫婦でした。
ある時、岩手山が姫神山より美しい早池峰山を好きになり、姫神山を自分の目の届かないところに連れていくよう家来の送仙(おくりせん)山に命じました。
姫神山は自分の不遇を送仙に涙ながらに訴えたところ、送仙は姫神山に同情してしまい、遠くに連れて行くのをやめました。
翌朝、岩手山が目を覚ますと、目の前に遠くに行ったはずの姫神山が座っていました。
岩手山は大激怒。送仙の首をはねました。
だから送仙山のてっぺんは平らになっているのだそうです。

子どもの頃にこの話を聞いて、岩手山はなんてひどいヤツ!と思いました。
大人になった今は、それぞれの思いがいろいろあってズレていったんだよね、って思うかな(笑)。
そんな伝承も含めて私の好きな山、岩手山と姫神山です。

最後までお読みいただきありがとうございました。