末っ子の高校卒業式がありました。
制限がある中での卒業式でしたが、私も列席させていただきました。
三人のわが子がお世話になった高校です。
これで最後と思うと感慨深いものがあります。

吹奏楽部が二階ギャラリーで演奏し、保護者の拍手の中を卒業生が入場。
卒業生点呼はなく、来賓からの祝辞は一人からのみ。
それでも、式があったことで一区切りになりました。

式が終わり、卒業生は教室へ。
式場では保護者から先生方への謝辞があり、学年主任の先生からご挨拶がありました。
先生は、
毎年、その学年の子どもたちの傾向というか、カラーがあるのだけれど、この学年はとても人なつっこくて素直だった。
というようなことを仰っていたのが印象に残っています。
確かに、わが子はそういうところがあるなぁ、と思いました。
小学校から高校の部活までずっと一緒の子たちを思い浮かべ、あの子たちもそうだなぁ、と思いました。
みんな末っ子だからかな?
いやいや、わが家に泊まりに来た末っ子の友人は第一子でしたが、初めてのわが家でも物おじせず、でも図々しくない素直な子で感心したのを思い出しました。
この学年の傾向なんだ…。

三人きょうだいの末っ子のわが子は、家族中から可愛がられ、よそのママからも可愛がられていました。
上の子の幼稚園のお迎えで園に行くと、よそのママが当時赤ちゃんだった末っ子を「貸して~」と連れて行き、抱っこしてくれました。
当の末っ子は誰に抱っこされても人見知りすることなく、いつもニコニコと楽しそうにしていました。
「可愛いでしょう~?」と自慢してくれたママもいます。
ある意味、末っ子最高のモテ期だったかも😂
そんなふうに誰からも可愛がられた末っ子は、自己肯定感が三きょうだいの中で一番高かった気がします(上の二人も自己肯定感は決して低くないですが、末っ子は飛びぬけていました)。
「世の中のみんなは自分のことを好き~」と思って生きているように見えました(笑)。
「可愛いね」、「大好きだよ」、「あなたがいると嬉しいよ」って、ただ存在を認めるだけで自己肯定感が育つということが、三人目の子育てで初めてわかりました。
思春期に入り、そういう素の部分が見えにくくなりましたが、もう少ししたら殻が外れ、いい感じの花が咲くのではないかと、こっそり期待しています。

さて、先生から心温まるお話を聞いた後、各教室で担任の先生から卒業証書を手渡していただき、1分間スピーチも見ることができました。
クラスメートの笑いをとれていたので安心しました。

校舎を出て、私の子育ては完了だなぁ、と空を見上げたら青空。

そして、こんな雲が。
撮った時のスマホ画面では老眼のため(笑)よく見えなかったけれど、落ち着いて見てみたら龍ではないですか⁉
大きくて、しかもこちらを見ている😲
子どもたちの門出を祝福してくれているのかなぁ、と思いました。
でも、これだけまっすぐ私に向かっているということは、私も卒業だ、新しいスタートだと伝えているのかも…。

式典のためにスーツを着るのも、この日で一区切り。
次の予定は今のところありません。
そのせいか、この日の夜に突然タンスの整理をしなければ!という気持ちになりました。
なんでこれをとっておいていたのかな?と思う服ばかり。
入りそうにないし(笑)、着そうにない。
バブル時代の香りがする服もありました😅
タンス一竿分がすっからかん。
ある意味、今までの自分の支えだったんだろうなぁ。
でも、今日は私の人生の節目だから。
処分してスッキリ。

日課のウォーキング中には、

目標に向かってはばたく鳥のような雲。
そして、

雲の部分ではなくて光の部分が龍のように見える空。
わが子だけでなく、私にとっても終わりと始まりの日になりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。