※今回の投稿は途中で爬虫類の写真が出てきます。苦手な方は閲覧にご注意ください。

前回投稿『お盆には何が起こるかわからない…その壱 (お盆の思い出2023)』からの続きです(詳細はこちら→https://bukulvsorakumo.com/obon2023)。

トンボの感動の余韻にひたりつつ、祖父が住職をしていたお寺に向かいました。
このお寺にまつわる思い出は、昨年『お盆の思い出』というタイトルで投稿しました(詳しくはこちら→https://bukulvsorakumo.com/obon)。

駐車場のすぐそばに歴住塔とお墓がありますが、先に本堂のある境内に下りました。
過疎地の小さなお寺ながら、現在の住職さんが頑張っていらっしゃいます。
境内は山門脇の仁王像や手水舎が新しく置かれたものの、私の幼少の頃の記憶とあまり違いはありません。
いつ来ても、いとこ達と楽しくはしゃいだ記憶がよみがえります。
本堂の入り口は鍵がかかっていたので、住職さんにお声掛けはせず扉前からお参りしました。
そして、大好きな十一面観音さまのいらっしゃる観音堂へ。

平安時代の仏像で、十一面観音が五体あるのですが傷みが激しく、十一面が残っている仏像は一体だけ?です。
前列左右の仁王像も痛々しい…。
岩手県の文化財に指定されています。

一番奥の仏像は360㎝ほどあるそうで、本当に大きいです。
私が小さかった頃は本堂の脇にありましたので、近くまで寄って見上げたことを思い出します。
黒いのは、火事で焼けそうになったからと聞いています。

夫にあーだこーだ、と説明しながら拝観し涼んでいたら屋外スピーカーからの地域の放送が聞こえてきました。
そう、この日は8月15日終戦記念日。
12:00に黙禱のサイレンを流します、という内容の放送でした。
あ~、前にもこんなことあったな…。
東日本大震災から10年の節目の2021年3月11日に、偶然立ち寄ったお寺で黙祷したことを思い出しました(詳しくはこちら→https://bukulvsorakumo.com/10years)。
今回もお寺で黙祷する偶然のめぐりあわせにびっくり。
恥ずかしながら、この放送があるまで終戦記念日であることを失念していました😅

黙祷まで時間があるので、祖父のお墓と分骨された祖母のお墓のお参りをしてから境内で黙祷するつもりでしたが、ちょっとアクシデントがあって墓前のお参りができずに観音堂に戻ることになりました😅
戻って息を整えていたら12:00のサイレンが鳴りました。
祖父一家に縁のある、私が大好きな十一面観音さまの前で鎮魂と平和の祈りを捧げました。
黙祷を終え、ここで祈らないといけなかったんだね、あのアクシデントもこの黙祷のためだね、こういう流れだったんだね、ありがたいね、と夫と話しました。
先に外に出た夫が、
😲😲😲
とても驚いています。
私たちが出てくるのを見計らったかのように、
観音堂の階段下に、

ヘビ‼
体長1.5mくらいの立派なヘビが!
目の前を!
優雅に!
ゆるゆると横切って、本堂前の茂みに消えていきました。

神社でもお寺でも、聖域で出会う動物はお遣いです。
流れに逆らわずに祈りを捧げ、み仏さまからのご褒美をいただいたように感じました。

その後、歴住塔と祖父のお墓と祖母のお墓に線香をあげ、手を合わせました。

駐車場に大きな石の観音さまと周りを囲むさまざまな観音さま。
青い空と白い雲と山の緑がとてもきれいでした。
岩手の夏は短くて美しいのです。
(しかし、今年は岩手も酷暑で、短い夏になるかどうか…。)

実家でお墓参りにまつわるトンボとヘビの話をすると、オカルト寄りの兄はにやりと笑って、
『お盆には何が起こるかわからないからね』と😁

祖母のお墓と祖父のお寺は車の方がアクセスしやすいので、レンタカーを借りました。
せっかくなのでお墓参り以外のあちこちにも行きました。
夏の岩手はドライブが楽しい😄

最後までお読みいただきありがとうございました。