子離れひとり旅のスタートはさみしさというか、せつなさというか、そんな気持ちも抱えていましたが、徐々に好奇心の方が大きくなっていきました。
普段から気持ちの切り替えは早いほうではありますが、今回は阿蘇エリアの雄大な自然の力のおかげです、きっと。
(この旅の詳細は、子離れひとり旅①https://bukulvsorakumo.com/solotrip-asoからお読みください🙂)
今回の旅の宿泊地は高千穂にしました。
高千穂神社で夜に開催される神楽を見ておきたかったのです。
夜通し行われる国の重要無形文化財の『高千穂夜神楽』の開催時期ではありませんが、毎晩八時から高千穂神社の神楽殿で代表的な四つの舞を見ることができます。
高千穂町観光協会のHPにインターネット予約80名、当日受付40名とありました。
絶対に見たかったので、インターネットでの事前予約を利用しました。
高千穂神社には前にも参拝したことがありますが(初めて参拝した時の記事はこちら→https://bukulvsorakumo.com/tkatiho-jinjya)、夜の高千穂神社は初めてです😃
畳一枚に二人まで座れるとの案内に従って座りました。
新型コロナウイルス流行以前は、おそらくぎゅうぎゅうに座っていたのでしょうね。
この舞台で、
「手力雄の舞」
「鈿女の舞」
「戸取の舞」
「御神体の舞」
が奉納されます。
昔々から受け継がれてきた神楽は、なかなか見ごたえがありました。
舞に集中していたので、写真を撮っていなかった~😅
素人の私は、笛を一時間吹いていたら酸欠にならないのかな…?と本編からかなり外れた心配をしていました😅
神楽の余韻を感じながら、昼間とは違う雰囲気の神社を後にしました。
高千穂町は天孫降臨の有力な候補地の一つと言われています。
天孫降臨の地がどこであったのか、正確にはわかっていません。
でも、いずれにせよ高千穂には天孫降臨や天の岩戸伝説に関わった人たちが住み、それを忘れないように神楽にして子々孫々伝えている。
私はそんなふうに感じました。
子離れひとり旅の二日目は、天岩戸神社東本宮からスタートしました。
東本宮本殿裏の湧水に行ったことがなかったからです😊
湧水好きな私が見逃すとは…、というわけで見逃し案件回収。
西本宮では、天照皇大神が姿を隠したとされる、ご神体の『天岩戸』を拝観することができました。
…😲
……😲😲
うわ~、天岩戸は本当にここかもしれない…。
と、思わせるほど、荘厳で神々しく巨大な扉のような岩が河原にありました。
(ご神体なので撮影はできません。)
西本宮の燈籠です。
苔むしているだけでもいい雰囲気なのに、さらに木(?)が芽を出していました。
可愛いなぁ。
健気だなぁ。
たくましいなぁ。
刈り取られてしまうかもしれない。
地面に生えるほど大きくなれないかもしれない。
根で燈籠を壊してしまうかもしれない。
不安や心配は次から次へと出て来るけれど、
でも、この木にできることは芽を出すことだった。
今いる場所で、今自分ができる精一杯のことをする…。
人生も同じ。
今いる場所で、自分ができる精一杯のことをするだけ、
なんだよなぁ。
この燈籠を見ていたら、そんな気持ちになりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。