荒立神社(詳しくはこちら→https://bukulvsorakumo.com/solotrip-aratatejinjya)の参拝ののち、八大龍王水神にお詣りしました。
(初めて八大龍王水神をお詣りした時の話はこちら→https://bukulvsorakumo.com/hatidairyu-o)
おそらく高千穂方面へのお詣りは一区切りとなるであろうからと、これまでのお導きに感謝の祈りを捧げました。
さて、子離れひとり旅の最後の目的地は高千穂峡です。
私のひとり旅は博物館や美術館には足を運ぶものの、寺社巡りがほとんどです。
いわゆる『観光地』には行かないことが多いです。
しかし、行きたい!と思っても簡単に行ける場所ではなくなる九州。
それならば、寺社以外の『観光地』も見ておこう、と思いました。
と、いうわけで高千穂町の見どころは、まだまだたくさんあるけれど高千穂峡へGO!
高千穂町観光協会HP(https://takachiho-kanko.info)によれば高千穂峡とは、
その昔阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、 急激に冷却されたために柱状節理のすばらしい懸崖となった峡谷。
この高千穂峡は、1934年(昭和9)11月10日、国の名勝・天然記念物に指定されています。
という場所なのだそうです。
地学が苦手だった私はこの年になるまで『柱状節理』というものを知りませんでした。
近年あちこちで柱状節理に出会い、「おぉ、ほんとに石が柱のようだ~」と見ています。
高千穂峡へ行くことにしたものの、道が狭いうえに曲がりくねっていて緊張です。
高千穂神社から1㎞くらいなら歩いてもよかったなぁ…とも思いました。
あららぎ駐車場(有料)に着いてほっとしたのもつかの間。
なかなかタイトな駐車スペースで、ここでも緊張です。
自分に言い聞かせます。
もっと大きい車も停まってる、
落ち着きましょう、
慌てないで、
慎重に…。
このおまじない(?)のおかげか、無事に車を停められました😅
整備された遊歩道を歩きます。
轟々と流れる水と切り立った崖。
高所恐怖症ではない(はず)なのですが、吸い込まれるような感じが怖くて端に寄れません。
ちなみに、隙間のある橋も苦手で、
屋久島の渓谷に架かるこの橋↑を渡る時も怖くて怖くて、『先に渡りますっ!』と速足で渡りました😅
隙間から落ちそうで怖いのです。
たぶん、この隙間から私サイズが落ちることはない。
けれど、理屈じゃなくとにかく怖いのです。
でも、先に進めないわけではなく早く通り過ぎたい😅
人を気遣う余裕はなく、ただただ早く渡りたい😅😅
仲間はこの橋の上で欄干に寄り、景色を眺め堪能しておりました。
もちろん私にそんなことができるものですか😨
ひとり安全地帯でこんな↑↓写真を撮っていました(笑)。
透明ガラスの橋に出会ったら、どうなるのかな?ワタシ…。
話が大幅に逸れました。
高千穂峡に話を戻します。
遊歩道には柵がありますが、やはり怖いものは怖いです。
スマホも落としてしまったらどうしよう、と気が気ではありません。
そのせいか、心なしか写真が少ないような…?
川の流れに沿って丸くくぼんだ『甌穴(おうけつ)』と呼ばれる場所がありました。
案内板によれば、
川床にできたくぼみや割れ目に渦巻きが生じ、その渦巻きエネルギーによって穴ができ、その穴に入った小石が渦を巻いて周りの岩を削り、深い円形の穴になるのだそうです。
切り立った断崖😮
『仙人の屏風岩』と呼ばれる場所です。
ドレープ状の岩😮
ロングドレスの裾のようにも、カーテンのようにも見えます。
そして、
真名井の滝!
高千穂峡案内に必ず出てくる真名井の滝‼
みやざき観光情報「旬ナビ」(https://www.kanko-miyazaki.jp/takachiho/kanko/12444.html)によれば、
天孫降臨の折り天村雲命という神様が、水種をこの地に移された天真名井から地下水となってこの滝に湧水しているといわれる…(以下、略)
日本の滝100選の一つでもあります。
遊歩道には滝見台があり、説明の看板↑がありました。
ここから写真を撮ると、パンフレットのような素敵な写真が撮れます😄
後日、バイク乗りのわが子がツーリングに出かけ、送ってくれた真名井の滝の写真は、よくよく見れば周りの草木の緑が違うけれど、ほぼ同じ写真でした。
高千穂峡には他にも『神硯石』、『おのころ池』、『おのころ島』、『月形』、『槍飛橋』など奇岩、神話や歴史にまつわる景色がありました。
火山のチカラ、水のチカラ…高千穂峡は自然のチカラを感じる場所です。
この旅は(暑いくらい😅)太陽に恵まれていて、さすが高千穂、天照さまのお恵み~、と写真を撮ったら、
ものすごくパワフルな一枚になり、びっくり😲
この場所には、
『鬼八(きはち)の力石』がありました。
そういえば、私が最初に高千穂を訪れた際、高千穂神社に鬼八と三毛入野命(みけいりのみこと)の見事な彫刻があったことを思い出しました(詳しくはこちら→https://bukulvsorakumo.com/tkatiho-jinjya)。
高千穂町のあちこちに鬼八の伝説にまつわる場所がたくさんあります。
ここもその場所の一つなんですね。
みどころいっぱいの遊歩道をゆるゆると歩き、高千穂峡の不思議で美しく畏れ多い風景に、自然のチカラを強く感じました。
そして、人間も自然の一部なのだから、調和と共存であらねば。
征服や管理であってはいけない。
と、考えていたらこんな景色に出会いました。
高千穂三橋です。
高千穂観光協会のHPには、
一つの渓谷に3本のアーチ橋が架かるのは全国でも初めてで、昭和時代の「神橋」、昭和時代の「高千穂大橋」(鋼橋)、そして平成時代の「神都高千穂大橋」(コンクリート橋)と三代の橋が架かっている。
と、説明がありました。
こんな高いところを通っているの⁈😱
私もこの道を通ったの⁇
知ってしまったら、このはしを通るのは怖すぎる…。
でも…私は下が見えなければ大丈夫、渡れる、渡れる。
…そうか、はし(端)じゃなくて、真ん中を渡ればいいんだ😆
(一休さんかいっ(笑))
末っ子の独立を手伝い、寂しさを抱えて始まった子離れひとり旅。
終わってみれば思い出深い旅になりました。
子育てが一段落した私の新たな人生の始まりだ、とさえ思えるようになりました。
引っ越しまでのしばらくの間、私もひとり暮らしとなる我が家に帰ったら、
職場の方々と友人からいただいた花が留守宅を守り、美しく咲いていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。